ぼやきくっくりさんのブログより
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/
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 6月5日、川崎の「ヘイトスピーチデモ」に“反対派市民”が大量に押し寄せて、デモが中止に追い込まれた騒動について。

 同夜放送のフジテレビ「Mr.サンデー」の冒頭、少しだけですが取り上げられました。

 VTR後に、木村太郎さんが「ヘイトスピーチ対策法」について良いツッコミをしてくれたので注目です。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。

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 内容紹介ここから____________________________
 

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宮根誠司
「こんばんは」

椿原慶子
「こんばんは」

宮根誠司
「えー、まず今日、川崎市で行われたヘイトスピーチのデモなんですが、出発直後に差別反対を訴える市民ら数百人が集まりまして、警察も交えた大混乱となりました。ご覧下さい」

 …………………………VTR開始…………………………

【 】は椿原慶子アナによるナレーション

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反対派市民
「ヘイトは犯罪!ヘイトは犯罪!ヘイトは犯罪!……」

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【今日、神奈川県川崎市で、「ヘイトスピーチ対策法」施行後初のヘイトスピーチデモが予定されていましたが…】

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反対派市民
「帰れ!帰れ!帰れ!」

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【ヘイトスピーチに反対する市民が集まり、主催団体側ともみ合いに…】

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反対派市民
「帰れ!帰れ!」

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反対派市民
「(主催側に向かって)やめろー!やめろー!」

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反対派市民
「ヘイトは反対!ヘイトは反対!」

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【反対派に阻止されて前に進めないデモ隊。そして…】

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警官
「デモは中止になりました。歩道に上がって下さい…」
(反対派市民ら拍手)

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【一般人の安全が確保されない可能性があるとして、わずか10メートルで中止となりました】

 …………………………VTR終了…………………………

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宮根誠司
「はい。木村さん、この、金曜日にヘイトスピーチ対策法って施行されて以降、初めてのデモだったんですが、えー、これ法案に罰則はないんですよね?」

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木村太郎
「ま、それもないですし、それからもう変な法律でしてね、本邦外出身者を対象にすると。外国人じゃないんですよ。だからあくまで韓国・朝鮮関係者を、もう対象にした、そういう法律なんですよね。だから『ヤンキー・ゴー・ホーム』と言っても、これに引っかからない

宮根誠司
「ああ~」

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木村太郎
「だから逆に言うと『ヤンキー・ゴー・ホーム』って言うのを禁止すると、言論の自由にこれは触れますから、だからそのギリギリのところの法律なんでしょうけど、まあ相当これなんか無理な法律だと思いますね

宮根誠司
「うーん。まあ表現の自由ってのはほんとに大事なんですけども、こういうのを見るとその、常識とは何かっていうところが一番大事なような気がして、えー、この対策法ですか、ま、いろいろ課題もまだありそうですね。さ、続いてはこちらですが…(モハメッド・アリ死去の話題へ)」

 ____________________________内容紹介ここまで


 宮根さんが中途半端な感想を述べて、さっさと次の話題に移ってしまいました…。

 まぁでも、もともと放送予定にはなかったであろうことを、短めとはいえ冒頭に伝えてくれたこと自体は評価しますけども。

(取り上げられたとしても、てっきり「カメラがとらえた1週間」コーナーで数秒流れる程度だろうと私は思っていたので)

 何より、木村太郎さんの意義ある問題提起(在日韓国・朝鮮人への“差別”はダメで、アメリカ人への“差別”はOKという法律ってどうよ?!)が全国ネットで流れたのが良かった。

【追記6月6日 15:15】
 沖縄の米軍基地周辺で基地反対派がデモなどで「ヤンキー・ゴー・ホーム」という言葉を使っていることを、木村太郎さんは示唆していると思われます。


 ちなみに木村太郎さんは2014年8月31日の同番組でも、「法律で規制するのは間違っている」と主張していました。
 
 国連の人種差別撤廃委員会が日本政府に対して、「ヘイトスピーチ」を法律で規制するよう勧告したことについての発言でした。

 その時の木村太郎さんの発言要旨。

・日本は民主主義を志とする憲法がある。民主主義国家において重要な「表現の自由」を制限することは、自殺するようなものだ
・侮辱罪や脅迫罪など刑法で救済できる手段がある。ヘイトスピーチの法規制を進めた場合は、表現の自由がどんどん脅かされていく可能性がある
・ヘイトスピーチは悪いことだが法規制には反対



 さて、私自身は、昼間にニュースの第一報を見た時から、もう違和感ありありで…。


 日本は法治国家ですよね?
 警察がデモを許可した以上、彼らがデモを行うことは法的に担保されていたはずですよね?

 なのに、大人数で押し寄せて、国会議員までやって来て、「力」で潰してしまうって、何じゃこりゃ?

 “反ヘイト側(カウンター側)”の中には、

 「歴史的快挙」
 「中止に追い込んだ全ての人にリスペクト」
 「もう日本でヘイトデモはできません(福島瑞穂)」
 「すべてのヘイトデモをなくす」

 …などと言ってる人たちもいますが、浅はかだなぁと。
 http://togetter.com/li/983747

 手続きを踏んで許可されたデモを、「力」で潰してしまうようなことが今後もまかり通れば、それこそ「在日特権だ」って言われちゃいますよ?

 今回の騒動を見ていたら、警察の情けなさも合わせて、2008年北京五輪の聖火リレーでのいわゆる「長野事件」を思い出しました。

08/4/29付:「ムーブ!」長野聖火リレー 報道されない真実
08/5/1付:「アンカー」長野聖火リレー 報道されない真実&今後の政局

 あと、フジテレビだけでなく他のメディアも、普通に「ヘイトスピーチデモ」という呼称を使っているようですが、これにも違和感があります。

 この方面に詳しくないので間違っていたら教えてほしいのですが、
 今回デモをしようとした人たち、また日頃同様のデモをしている人たちは、いわゆる在日特権などの問題を世間に喚起したり、韓国との付き合い方とか問題のある制度を再考するよう政府や自治体に求めたり、というのが目的なんですよね?

 「ヘイトスピーチデモ」という呼称は、そうしたデモ本来の目的を見えなくしてしまっているのではないでしょうか?

 もっと言えば、逆に、彼らに対する「ヘイトスピーチ」になってしまっているようにも見えてしまうのですが…。